雨の延暦寺@比叡山2021年12月7日

京都

以前よりずっと訪れたいと思っていた比叡山延暦寺に行く事ができました。

今年は伝教大師最澄様がご遷化されてから1200年の節目の年。

12月12日まで特別公開されている戒壇院と法華総持院東塔をどうしても拝観したい!

 

戒壇院とは

「最澄の志を受け継ぐ僧侶が、戒律を受け正式な僧侶となるための儀式が行われるお堂」延暦寺ホームページより引用させて頂きました

法華総持院東塔とは

「最澄が国土と国民を経典の力で護るため、全国六か所に建立した宝塔の中心 」延暦寺ホームページより引用させて頂きました

 

根本中堂もそうですが、どうしてもこの2つを拝見したい。

仕事のスケジュールは厳しかったのですが、何とか都合を付けて行って参りました。

 

まずはケーブル坂本駅からケーブルカーに乗車。この日はあいにくの雨。

戦国BASARAとコラボ中です。

乗客は私達とあと1組のみ。

まだ紅葉が残っています。雨に濡れた紅葉も風情がありますね。

ケーブル比叡山駅。琵琶湖がうっすら見えます。晴れたらさぞかし綺麗なんでしょうけれど・・・。

ケーブルの駅からは徒歩10分程です。ゆるいアップダウンがあります。

憧れの延暦寺。ちょっと斜めに写ってしまいました・・・。

この門を抜けると、空気が変わるように感じました。

どこのお寺さんでも同じように感じるのですが、ここは特別でした。

 

この日は雨でかなり寒かったので、お参りをする前にまずはお昼ご飯にします。

和労堂さんにて蕎麦セットを頂きました。お出汁が効いて美味しかった。体も温まります。

まずは根本中堂へ。現在工事中ですが中を拝観することは可能です。内部は撮影禁止です。

戒壇院。内部は暗く厳かな雰囲気。仏様の存在感が圧巻です。身が引き締まる思いがしました。

法華総持院東塔。こちらの内部は明るく、仏様が輝いて見えました。

 

東塔地区を全て回る間、雨はずっと降り続いていましたが、心の中はとても清々しい気持ち。

年末にこのような体験ができたこと、感謝ですね。

 

「おのずから住めば持戒のこの山は、まことなるかな依身より依所」という最澄様のお言葉があります。

「修行には自分自身が正しくあろうとすることが大切であるが、それよりも修行をする環境がもっと重要であることが、修行を通じてはじめてわかる。この比叡山とはまことにその修行にふさわしいところで、住んでいるだけでおのずから戒律を守ることができ、六根が清浄になるところだ。
という意味です。」天台宗ホームページより引用させて頂きました

私はこのお言葉が大好きなのですが、今回初めて比叡山に上がらせて頂いて、あらためてこの言葉の意味がわかりました。

自分自身も大事だけれど、まずは環境だな、と。

自分を律する事も含めて、まずは環境を見直して行こうと切に思いました。

先程も書きましたが、今年1年を収めるという意味でも素晴らしい旅になりました。ありがとうございました。

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